枝野官房長官に学ぶアドリブトーク術


アドリブって会話する時とても大事ですよね。

女の子をデートに誘っておいていい感じに盛り上がってきた矢先、「もうすぐ終電無くなるからそろそろ帰るね」と言われたらあなたはなんと返答するでしょうか?この返答次第で、あなたのデートは大成功にもなりますしただの金銭の浪費にも終わります。なんなら予め彼女が終電について言及することを見込んだ上で、その対応策を練っておきますか?(余談ですが、これはナンパ界隈の専門用語で終電グダ崩しと言います。)しかし、すべてのアクションを予め予測するのは不可能ですよね。そこで必ずアドリブが必要になってくるわけです。

もう少し一般的なことを言うなら、例えばあなたが全く興味のない問題について誰かに急に意見を求められたりした時、そこで「うーん、特に…」と言ってお茶を濁すのと、何かしらの気のきいたコメントを手短に返すのとではやっぱり周りからの印象も格段に違ってきますよね。別にデートのときに限らず、アドリブトークというのは日常生活の上でも大きなメリットをもたらしてくれるものだと思います。さて、枝野官房長官。彼がアドリブトークの達人だということをあなたは知っていましたか?下の動画を一度見てみてください。


枝野さんというと、今回の震災における記者会見でのどっしりと落ち着いた話しぶりに好感をもった方は多くおられると思いますが、どうやら彼の会話術の真髄はアドリブにあったみたいです。
実際よく聞いてみるとわかりますが、内容自体は全くたいしたことを言っていません。けれども本当にすごいです。彼の突出した能力は、あらゆる話題にたいして安定したコメントをだすことができる能力です。適切なコメントは会話の流れを淀みなく自然なものにします。30秒間ひっきりなしに続く飽きさせない相槌と言っていいかもしれません。少し自分なりに上の動画を解剖してみましょう。


アドリブは思考ではなく反射

彼も動画の中で脳で考えるのではなく脊髄で反射することが大事だということを力説していますが、特に第三者に聞かせるような会話をする場合、それはものすごく大事なことなのでしょう。なんといっても不自然に間延びした会話ほど聞き苦しいものはありませんから。
相手からの反応に脊髄で反射してコメントするためには、ふだんから自分の考えや信念を自分の中で明確に整理しておく必要があると思います。むしろそれが全てかもしれません。「どちらでもいい」というスタンスは、日常生活をおくるうえではよくあることですし、すごく気楽でいいのですが、そういうスタンスでいると、なにかしらの話題に対して気のきいたコメントをして存在感をアピールすることはできません。笑いをとりにいくぐらいしか方法がなくなってしまいますしそれこそ至難の業です。いつ開けてもいいような引き出しを用意してキチンと整理しておくことはすごく大事です。

一般論をきちんとふまえる

自分の意見をキチンと言うことはもちろん重要ですが、そもそもその話題は一般的にはどう捉えられているのかということについてコメントすることもすごく大事です。思考するためのかなりの時間稼ぎになります。また一般論を踏まえた上で持論を展開すると、いい感じにコントラストが生まれたりするみたいです。「いやね、終電帰るのはもちろん大事かもしれないね。明日も午後から予定あるんだっけ?でもね。でもね。でも、ちょっと聞いて。」って。ダメっすか。

結論ありきで内容を考える

これも彼が動画の中で述べていることです。上のデートの例で言うと、あなたは女の子に終電で帰られるとすごく困るわけですから、会話は終電で帰さないという方向にもっていくべきですし、そのためにこそ言葉を尽くすべきです。最初に結論ありきで、そこにいたるまでの展開や筋道を瞬間的に思い浮かべるといったところでしょうか。

会話のスピードはかなり速め

やはりゆっくり話してしまうと内容が薄いことがすぐにバレてしまったりするので、コメントする際にはある程度の早口が必要になってくると思います。相手に思考の隙間やひいては反論のきっかけを与えてしまうのはよくないです。

具体的なエピソードはかなり使える

自分の過去エピソードはあまり頭を使わなくても話せるため、これはかなりの時間稼ぎに使えるんじゃないかと思いました。上の動画でも35秒あたりで枝野さんは奥さんとの過去エピソードを話していますね。これは話しながら次のことについて考えているような気がします。ちょっとした引き出しをたくさん持っておくと便利かもしれません。


実践することの重要性

はい。以上、脊髄反射的に感想を書いてみました。あと、枝野さん、声もいい感じに低くて魅力的ですよね。最初にこの動画を見たときは本当に驚きました。実は自分もある種のアドリブはわりと苦手なほうです。考えながら話していると、会話のスピードが遅くなったりテンポがめちゃくちゃになったりするのは慣れないうちはよくあることだと思います。そういうことをなくすためには上に挙げたようなことを常に意識しながらそういう話し方を習慣づけていくしかないのかもしれません。日常的な実践は信じられないほど人を大きく変えます。アドリブ力が必要なら、あなたも一度試してみてはいかがでしょう。もちろん先天的な資質という要素ももちろん見逃せないとは思いますが。。


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